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【映画感想】理学療法士を取り扱った映画「栞」を見て、切ない気持ちと頑張ろうという気持ちが芽生えた

作業療法士のいーなです。

 

週末に、職場の同僚と映画を見に行ってきました。

 

「栞」という映画です。

 

 

昨年公開した作品なのですが、理学療法士が主人公ということで見に行きたかったんですが、公開場所が限られていたこともあり見に行けませんでした。

 

 

ただ先週末から一部の場所で公開したので見に行きました。

約2時間の映画でしたが、引き込まれ、感情移入して泣いて、やるせない気持ちにもなり、でもこれって何を伝えたいんだろう?と疑問に思い、今日の仕事をしてきました。

 

自分がこの気持ちを忘れないうちに「栞」としてこの記事をまとめます。

 映画「栞」の概要:理学療法士が主役のリアルな現場を表現している

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あらすじ

真面目な性格で、献身的に患者のサポートに取り組む

理学療法士の高野雅哉。
そんなある日、雅哉が働く病院にしばらく会っていなかった

父・稔が入院してくる。
日に日に弱っていく稔の姿、担当患者の病状が悪化するなど

理学療法士として何が出来るのか自問自答の毎日で無力感に苛まれる。
しかし、そんな時ラグビーの試合中にケガをした

新たな入院患者を担当することになった雅哉
その入院患者の懸命に生きようとする姿に感化され、

徐々に仕事への熱意を取り戻していく雅哉だったが…。

引用:公式サイト(https://shiori-movie.com/)

スタッフ・キャスト

 <スタッフ>

原案・監督・脚本・編集:榊原有佑

→元々、三重県内の病院で理学療法士として働いていたそう。

<キャスト>

主役の高野雅哉に三浦貴大

父親は三浦友和、母親は山口百恵を持つ

日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している注目株の俳優。

 

雅哉のキーとなる患者・藤村孝志は阿部進之介

ドラマ「下町ロケット」「軍師官兵衛」など人気ドラマ、映画に出演している俳優。

 

他に、鶴見辰吾、福本清三、白石聖、池端レイナ、前原滉といったベテランから

今話題の俳優を揃えている。

映画「栞」の見どころ

①実話を基にしたリアルなストーリー

雅哉に影響を与える

働いてる病院に入院してくる、ほとんど連絡をとっていない父親

難病をもつ小児患者の海音

プロのラグビー選手であったが、脊髄損傷となった藤村

の3人と関わっていくある1人の理学療法士の成長物語です。

 

理学療法士という仕事は、「回復」させる仕事です。

でも、それでも限界はあり、必ずしも全て100%治せる仕事ではありません。

 

そんな仕事でも、人としてどう関わっていくのか。

1人1人の患者さんに真摯に向き合っている雅哉。

 

しかし、セラピストが誰しもぶつかる壁。

 

「本当に、自分が行っているリハビリは必要なのか」

 

その壁にどうやってぶつかり、成長していくのかがこの映画の見どころだと思います。

 

②キャストの圧巻の演技

この映画を見たとき、ほとんど俳優さんを知りませんでした。

 

しかし、映画を見ていたら、出ている人、全て演技が上手かった。

 

セラピストも、こんな人いる!前の職場にいたなー!と思ったし、

患者さん役の人も、本当に患者さんみたいな人が多かった。

 

特に、秀逸だったのは脊髄損傷役の阿部進之介。

相当脊髄損傷の人の動き方を勉強したと思う。見てて違和感がなかったです。

 

あと、この役は本当に難しかったと思うのが、精神面。

脊髄損傷という病気は、身体が動かなくなる病気です。

 

だから、頭はとてもしっかりしている。だから、精神的にダメージを受ける方が多い。

 

明るく振る舞うのがキャラクターだとしても、

この役の内部は本当に葛藤がある役だったと思う。

 

監督が元理学療法士だから、

本当にそういうところを指導したんじゃないかなと思いました。

 

③作り込まれた世界観とドキュメンタリー調

元理学療法士であった監督が、脚本も手がけていることもあり、

かなり設定はしっかりしています。

 

病院でのリハビリの風景、ナースステーションやスタッフルームでのやりとり、

病院で働いているリハビリの職種からしたら、こういう風だよねー!と共感できる。

 

あとドキュメンタリー調で描いているから、

本当の実話なんじゃないかと思ってしまいました。

映画「栞」のおすすめポイント

全て書いてしまったらネタバレになるので、ネタバレしないように書きます。

 

この映画を見終わって、

「切ない気持ち」と「頑張っていかなきゃ」という気持ちが芽生えました。

 

「切ない気持ち」というのは、主人公がぶつかる壁。

リハビリ職だから、ぶつかる壁はとても理解ができます。

でも他の人だって、同じだと思います。

 

「どんだけ自分が頑張っても、報われないこともある」という壁。

 

この壁って、本当に自分の気持ちを整理しないと難しい。

しかも、医療職という立場は「生」と「死」が絡んでくる。

 

私が、この主人公の身になったら、仕事を続けていく勇気はない。

でも、この主人公は、色んなことを乗り越えて、

最後に患者さんのためになる行動をとります。

 

 

この行動にいきつく中で、

患者さんに「これは段階を踏んでできるもんじゃない!」と言われたシーン、

患者さんの家族にお礼を言われるシーンが私の中で心に残っています。

 

患者さんに拒絶され、でも自分ではふがいないと思っても、

家族には感謝される。

 

全てが嬉しい気持ちにはならない仕事だけど、自分が選んだ選択が

「誰かにとっていいものにする」ということはとても嬉しいことだと思います。

 

この不安定な気持ちってすごい表現をしにくいんですよね。

でも、この理学療法士という仕事の難しさをしっかり表現してくれています。

 

その難しさの中でも、

「頑張っていかなきゃ」というのは、少しでも色んな人の悲しみが

少なくなることを祈って、そんな気持ちになりました。

 

 

ただ私は完全に理学療法士目線で見たので、

患者さん側からみたらもっとハッピーな雰囲気の映画の方がいいとは思います。

でも、この表現の仕方は理学療法士の仕事を経験した人

じゃないとできないと感じました。

 

改めて「生きることの幸せって何だろう?」と考えられる作品だと思います。

 

私もこの仕事を続けようか迷ったときにもう一度見たい作品になりました。

 

まとめ:リハビリに携わったことがある人ならみておきたい作品!

 重厚な雰囲気で描かれる作品ですが、最後に「小さな希望」を感じる映画でした。

またこの監督の次回作を見てみたいと思いました。