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人材派遣営業担当が感じるシングルマザーの仕事が決まらない理由

シングルマザーが悩むことのなかで、お仕事はどうしても一般家庭より障壁が多い問題です。

 

家事と子育て、そして仕事を1人でこなすためには体力的、精神的、経済的に無理のない仕事を見つけなければいけません。

 

しかし、条件に見合った仕事が果たして日本にたくさんあるでしょうか?

 

答えはノーです。

 

人材派遣営業担当として、500社の求人に携わってきた筆者がなぜシングルマザーの仕事が決まりづらいのか、求職者と人を求める会社の仲介に入ってきたからこそいえるその理由を解説していきます。

 

 

人材派遣担当が感じるシングルマザーの仕事が決まらない理由

シングルマザーはなぜ採用されづらいのか

求人の希望条件が当てはまらない(条件がせまい)

冒頭でものべたように、シングルマザーは子育て、家事、仕事を両立しなければなりません。大谷翔平選手が二刀流で活躍していますが、母子家庭では三刀流が求められます。

 

家のこととして、掃除洗濯、ご飯をつくる。

子育てとして、学校や保育園の必要な手続きや物の準備をおこなう。

そして仕事も短時間では収入が足りなくなる可能性があるのでフルタイムで働く。

 

そうなってくると体力的にも時間的にも本当に無理をしなければなりません。

 

そのため仕事に求めている条件として

  • 土日祝日休み
  • 残業なし
  • 通勤時間10~20分以内
  • 時給1000円~1200円以上(月収16万以上)

といったところを求める傾向があります。

しかし、これらの条件を満たしている仕事は本当に少ない、それが現状です。

 

なぜかというと、日本は製造加工で好景気をつくりだした国。都市部以外は製造業の求人が多いです。

特にTOYOTAや日産などの自動車関係は土日休みのカレンダーで祝日が出勤日(その分大型休暇が長い)となっています。

 

また、働き方改革で残業の規制が始まっていますが、まず動き出しているのは大企業。日本の企業の1%が大企業、その他99%は中小企業です。大企業が残業を規制するため、中小企業にしわ寄せがきています。仕事の納期が短くなると、残業でカバーしなければならない。働き方改革に逆行してしまっていることも実際起きています。

 

また、最低賃金をあげよう!と安部内閣は声を高らかにあげ、実際年々最低賃金は上昇していますが、全国の平均値は874円。東京や神奈川、都市部はよくても、地方はまだ800円代です。

 

労働人口減やアベノミクスによる景気回復により、人手不足となっている為、人を求める企業側が人件費をあげており、時給は年々あがっていっています。

それでも母子家庭が生活のために稼ぐには必要な収入は得られているとは言えないでしょう。

 


シングルマザーが求める求人はどうしても少ない、それがいまの日本の就職市場の現状なのです。

こどもが理由

こどもが理由、と言ってしまうとこどもが悪く聞こえるかもしれません。そうではないです。こどもには非はない。しかし、求人している会社の人事担当は、リスクを負いたくない、それが本音です。

 

たとえば、1つの採用枠に2人、シングルマザーの方と独身女性が応募したとします。いままでの経験やスキルが同じような方であれば、どちらを選ぶでしょうか。

 

どうしてもシングルマザーにつきまとう問題として、お子さんが体調不良で休んでしまったら、職場に穴が空いてします。現場はシフトの調整が必要になっていきます。

 

人事担当は、そのリスクを考えたときに、休む可能性が少ないほうを選んでしまうのです。人材派遣で入社してもらったとしても、どうしても出勤率が低くなってしまうと企業から更新してもらえない、という事態に陥ってしまうこともあります。

 

お子さんが小さいとき、どうしても体調が落ち着かずに保育園にも預けられないということが起こります。

お母さんもこどもも悪いわけではないのに、イメージとして『休むんじゃないか…』と思われてしまっていることが就職活動でも不利になってしまいがちなのです。

 

収入に見合うスキルが形成できていない

 仕事にはそれぞれスキルが求められます。サービス業であれば接客にともなう対人コミュニケーション能力。事務的な仕事であればパソコン操作といった具合です。

 

しかし、これから先、日本の労働環境に間違いなくやってくるのは、機械化、AI化です。最近のスーパーでは自動レジの導入が進んでいます。AIにより銀行員のリストラもはじまっています。ひと昔前まで人間がして当たり前だった仕事が、機械がするようになっていく時代に突入しています。

 

それでも、学校教育や日常生活で、仕事に必要なスキルを養う場面はほんとうに少ないです。

高校生までに学んだ英語でしゃべれるようになった人はどれくらいいるでしょう?

商業高校以外にパソコンや簿記など、仕事に活かせるスキルを学んだ機会があるでしょうか?

 

専門学校や大学に進んで、必要なスキルを得ている人は困らないかもしれませんが、どうしても日常生活を送っているなかだけでスキルを磨くことは難しい世の中です。

 

悲観的なことばかり書いていますが、これから労働市場が人でなく機械に取って替わっていくなかで、シングルマザーの方が、『誰でもできる仕事』で『条件に見合った仕事』に就くのは難しくなるのは必然です。

 

『誰でもできる仕事』は誰でもできるからこそ、収入は高くはなりません。収入をあげるためには、自分しかできないスキル、自分のアイデンティティとなる経験が求められていきます。そのスキル形成、キャリア形成なしに生き抜くことはシングルマザーでなく一般家庭の人でも難しくなっていくのです。

 

厳しいことばかり書いてしまいました。

それでは、仕事を決めやすくできるのか?次回はそちらについてまとめていきます。