作業療法士のリハビリ情報

介護の必要性を感じたときの準備とは?心構えと手段について知り、介護疲れやストレスを回避しよう!

作業療法士のいーなです。

もしあなたの親や近しい人が、

「少しずつ歩きづらくなってきてる」「認知症がひどくなってきてるかも」

そんな形で見えたり、感じたりする人はいませんか?

本格的に介護をする前に、見ておいてほしいポイント、心構え、今後どうしていくべきかを知っておきましょう!

介護をすると、必ず出てくる介護疲れやストレスがあります。準備をしておくことで、回避することができます。

今後親や配偶者の介護する際には、毎日のことなので疲れが出てしまいます…ぜひ準備をしておきませんか?

親の介護の必要性を感じた時に!見ておいてほしいポイント

基本的に「介護が必要な時」と考えた時、 骨折や脳卒中になったなどの大きな出来事が考えられます。

大きな出来事以外にも、介護が必要な時は出てきます。

それは、「生活の一部が少しずつできなくなってくる時」です。

まず「現状何ができているのか、何ができないのか」を把握する

体が動かなくなった、忘れやすくなったなど、そこに目が行きがちですが、現状の生活で何に困っているかを確認してください。

私がいつも、高齢者のリハビリをする際に確認しておくことをあげます。

  • トイレや着替え、お風呂などの身の回りはできているのか
  • 家の中、外を歩くときに、転んだりするなどの外に行くリスクはないのか
  • ご飯の準備、洗濯などの家事は行えているのか
  • 買い物、お金の支払いはできているのか
  • 友人、近所の付き合いはあるのか
  • 外出機会はあるのか

以上、6個です。専門職じゃなくても確認できることなので、本人聞いたり、家の環境をみておかしなところがないか確認しましょう。

このことを確認しておくことで、何に手伝いが必要なのかがはっきりさせることができます。

現状は全部できていても、将来を見据えると、確認しておくことで変化がわかりやすいです。

確認して、もし介護が必要だと思ったら…

6個確認して、少し手助けが必要そうと感じたら、定期的に連絡を密にとることをして見ましょう。

実際に家に行かなくても大丈夫。

まずは電話で連絡を取り合うようにして、現状の把握をしっかりしてください。

いきなり、介護をするというのは、本人も家族も受け入れられないケースを見ます。危険性がない限り、少しずつ介入することが大事です。

介護が必要だと感じた時の心構え

介護が必要と思ったときに、まずは自分を追い込まないことを考えましょう。

介護している家族に関わることが多いのですが、みなさん頑張りすぎてしまうことが多いです。それで、しんどくなってしまい、体調を崩したり、精神的に疲れが強くなります。

「介護をすることは絶対!」では、ありません。そんな超人はいないので、下記の2点を心のどこかにとどめておいてくださいね。

①全部一人で行うとは思わないこと

体が動きにくくなったり、生活できにくくなる人の介護は、1人では到底難しいことなんです。

というか、1人で頑張りすぎては、あなたが倒れてしまいます。

そんなことは思わず、「1人」では行わないように心がけましょう!

②嫌なことは無理せずに、他の人に協力することを考えておくこと

家族が介護するときに、一番嫌と思うことは、排泄処理です。やはり汚物を扱うので、抵抗感がある方が多いでしょう。

抵抗感がある方は、全てを受け入れなくても大丈夫。

他のサービスを使いながら、抵抗感があることは他の人にカバーしてもらいましょう。

私が関わっている人は、家族さんの抵抗があるために、排泄処理を全てヘルパーさんにお願いしている方もいますよ!

介護が必要だと感じた時に準備すること

心構えがわかったあとは、準備をしていきましょう。

実際に介護をする前に、医療従事者が思う準備しておいてほしいことが3つあります!

①一人で抱え込まないよう自分の夫婦、兄弟で話し合い、キーパーソンを決めておく

ここでいうキーパーソンというのは、舵取りをしてくれる人のことです。

その方を介護していくに当たって、一番関わる人、決定権がある方を決めておいてほしいです。

家族によっては、意見が違う人が多く、実際に見ない家族があーだこーだと無茶振りをいうケースがたまに見かけます。

そのため、キーパーソンを決めて、なるべくそのキーパーソンが最終決定できるような環境を作っておいてください。

そして、キーパーソンだけに負担がかからないよう協力できるような体制を作っておく話し合いもしておくと良いでしょう。

例えば1ヶ月は、一度他の家族にお願いしする、とか、買い物はこの家族、病院受診は違う家族と行った役割分担することもおすすめです。

最初から話し合っておくと、医療従事者もスムーズに話ができるし、家族間でのストレスもないですよ〜

②金銭面について確認しておく

介護が必要ではないとき、金銭管理は本人に任せていることが多いです。

しかし、今後介護が必要になると、どれくらいお金がかかるかを把握し、今持っているお金でやりくりできるのかも考えておきましょう。

在宅でみる場合と施設でみる場合での月にかかるお金は変わってきます。

そして、安く使用できる特別養護老人ホームは、どこの地域でも順番待ちになるので、施設を考えたい場合は早めに申し込みましょう。

在宅での介護     :月平均5万円

有料老人ホーム    :月平均20〜25万円

特別養護老人ホーム  :月平均7〜15万円

サービス付き高齢者住宅:月平均15〜20万円

③今後一人で生活ができない場合、介護保険を利用することを考える

介護する方が同居でない場合、仕事のことですぐには対応できませんよね。

そういう場合は、介護保険を利用しましょう。

介護保険を使用することで、ヘルパー、デイサービスなどが利用することができるようになります。

また相談役として、ケアマネージャーがつきます。月1の定期訪問をして、困っていることに対して、適したサービスを提案してくれますよ!

 

まとめ:介護の必要性を感じた時は、1人で抱え込まない、誰かに頼れる環境を最初から作っておこう!

介護が必要となったら、何をしたらわからない、どうしようと混乱することが多いと思います。

介護をするのは、初めての人ばかりです。だからこそ、1人で抱え込んでしまうことが多いです。そうすると、しんどいのは自分ばかりなので、誰かに頼ることなども考えておきましょう。

介護は1人でやることは大変!ぜひ、医療従事者に頼るということも考えてくださいね。
 

あなたの対応は間違っていない?家族でもできる認知症のある人への正しい対応。自分の味方であることを伝えよう! – いーさいーなの夫婦の話。