いーさいーなの夫婦の話。

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医療従事者として働くうえで大事なことはなに?現役作業療法士が感じる”人”を相手にする心構えを伝えます

作業療法士のいーなです。

 

私は、回復期がある病院に勤めて4年、訪問看護ステーションに勤めて2年が経つ7年目になりました。

 

そんな中で、様々な人と接していると仕事をこなすことでいっぱいいっぱいになることが多くなっていきます。

 

新しい環境で2年働いていますが、慣れた分、見る人数も増えており、訪問しつつ、その合間に同僚やケアマネに電話したり、書類業務をするなど1日があっという間に終わってしまいます。

 

忙しく働いていても、医療従事者として忘れてはいけないことがあります。

 

利用者さん、患者さんに対する気持ちの向き合い方についてお話しします。

 

 

 

医療従事者が働く上で忘れてはいけないこと

 

医療従事者は人を相手にしていることを忘れない

たくさんの仕事があるが、"こなしてはならない"

看護師、理学療法士、介護士...など医療従事者は、仕事内容が異なりますが同じ患者さん、利用者さんを相手にしています。

 

ただやることが多いことから、いつの間にか全ての仕事を効率よく行うようになっていくと思います。

 

でもこれって悪いことなのでしょうか?

  

悪いことではありません。

効率よく行うことは、仕事を早く終わらすことができることはとても良いことです。

ただ、そのことで患者さんが嫌な思いをしていないか?それを一度考えてみて欲しいのです。

 

病院で働いているとき、よく患者さんから言われたことは

 

「今日の担当の看護師さん、いつも怒鳴るようにいわれるから嫌いなの」

「介護士さんに早くして!っていわれる。トイレ連れてってもらうのが億劫だから、先生が連れてってもらえる?」

 

という患者さんから、病棟の愚痴を良く聞いていました。

 

このことはクレームになるレベルではありません。

患者さんもお世話をしてもらっている分、わがままをいってはいけないという我慢をしてくれる方が多くいました。

 

でも、これって人を相手にしている仕事であるからこそ、相手に不満をもたせないようにすることが気をつけなければいけないことなのではないでしょうか?

 

患者さん側からしたら、リハビリに関しても愚痴をいっていたと思います(笑)

 

人の気持ちは、言わなくても伝わる

この言葉は、よく自信がなくリハビリをしていたときに先輩からアドバイスをもらったときの言葉です。

 

リハビリは、患者さんに触れながら行っていきます。

 

1~2年目の新人時代、新しい疾患を見ると、何も分かっていない私がみても大丈夫なのだろうか、先輩が見た方がいいんじゃないか、と心の中で思いながら、仕事をしました。

 

でもそんな不安な気持ちを抱えてリハビリをしていたから、その患者さんには、言わなくても伝わっていました。

 

でもネガティブな面以外にも、ポジティブな面も伝わっています。

 

失語症で全然しゃべれない、理解がしづらい患者さんをもったとき、毎日ケンカをしながらも、良くなって欲しい!という気持ちを持ち続け、その患者さんと向き合っていました。

 

その人が退院したとき、はっきり言えていませんでしたが、涙を流して、「ありがとう」といってくれていました。

私の気持ちは伝わっていてくれたんだな、と思えました。

 

だから、言わなくても患者さんには、伝わっています。その分、医療従事者は気をつけなければいけません。

 

患者さんが「その人らしく」生きられる道を支えていく

治療方針は決まっているが、在宅での生活の仕方はその人しか決められない

私は作業療法士なので、治療方針などには触れることができませんが、患者さん自身が考えていること、これからどうやって過ごしていきたいかを聞くことができます。

 

このことは、看護師やリハビリのセラピスト、介護士といった深く関わる職種でないと聞き出せないことになります。

 

よく治療やリハビリ、ケアに拒否的な患者さんがいます。でもその人は「なにか」を考えて、その行動をとっているのです。

 

その「なにか」を医療従事者がくみ取ることで、今後のその患者さんの生活が決まってきます。

医療従事者がやるべきなのは、その人の気持ちに触れること

私たちは、色んな患者さんに関わっているからこそ、この人にはこういう施設があってるんじゃないか、在宅生活はこうじゃないかと決めつけてしまうこともあります。

 

でも、患者さんに聞いてみると、全く逆で考えていることもあります。

 

そのため、患者さんと関わっていくことで、「その人らしさ」「その人の本当の気持ち」を聞いていくことが大事です。

 

でも、なかなかすぐに本当の気持ちを教えてくれる人は少ないとは思うので、とことん向き合って行く必要があります。

 

私には忘れられない患者さんがいる

 1年目の終わりから2年目に見ていた脊髄損傷の患者さんを忘れることができません。

 

この人と関わったことで、喜びもあったり、後悔もあったり、ひとつの感情では言い表せないものがあります。

 

初めてみる疾患であり、理学療法士の先輩に絶対に良くしよう!といきこんで介入をしました。

 

後からだからいえることですが、この患者さんの気持ちに寄り添えていたのか今でも分かりません。

 

患者さんの目標は達成して退院されたのですが、それは本当に患者さんの望みだったのか?と思うことがあります。

 

本当にその人の気持ちを聞く時間を作っていればよかったのにと思うことがありました。

 

私は、忙しくなったらこの患者さんのことを思い出して、今の患者さんに向き合うことができるのです。

 

まとめ:医療従事者として働くうえで大事なことはなに?現役作業療法士が感じる”人”を相手にする心構えを伝えます

忙しさにかまけて、医療従事者が大事にする、患者さんに寄り添うことはどの人でも忘れないようにしてもらいたいです。

病院に来ているひとは、少しでも良くなりたいと思っている人たちばかりです。

 

そんな人たちのサポートがしっかりできる医療従事者でありたいものです。